
【第1回】猛暑36℃で分かったクラウンエステートRSの“本当の快適性”|遮熱・静粛・レスポンスの実力
あつしです。
7月末、気温36℃。

もはや「試乗日和」とは言えない猛暑の中、クラウンエステートRSを試乗してきた。
前回は発売発表すぐ後の4月の爽やかな季節。
今回は真逆の環境。
だからこそ、車の本当の快適性が分かると思っていました。
到着してまず驚いた「車内の涼しさ」
写真を撮りながら外観をチェックしている間は、さすがに車内も暑かったんですが、

10分ほど店内でドリンクをいただいて戻ると…
「あれ?めちゃくちゃ涼しい」
エアコンが全開で唸っている感じもないのに、車内は快適そのもの。

自宅からエスクァイアで1時間かけて来店したときは、
23℃設定でも頭が暑くて仕方なかったのに、
クラウンエステートRSは 静かに・自然に・しっかり冷えている。
これは正直、衝撃でした。
遮熱ガラスの効果が“想像以上”
後でカタログを確認したところ、クラウンエステートは以下の遮熱装備が標準。
- フロント:合わせガラス(アコースティック)+UVカット
- フロントドア:スーパーUVカット+IRカット
- リア全面:UVカットプライバシーガラス
- オプション:IRカットフィルム(最大60%)
赤外線をしっかり遮断してくれるので、
「ジリジリ感」もほぼない。
真夏の試乗でここまで快適なのは、正直クラウンエステートRSが初めてでした。
※アコースティックガラスかどうかはガラスの断面を触ってみるとすぐわかる
明らかに2枚を重ね合わせたような、真ん中が窪んだ構造をしています。
ベンチレーションの効きが“今回は違った”
4月の試乗ではあまり効果を感じなかったシートベンチレーション。
でも今回は 最大にすると接触面がしっかり涼しい。
「回ってる感」はないのに、
座っている部分だけ快適に保たれる不思議な感覚。
炎天下でこれだけ効くなら、夏場の長距離移動でもかなり助かるはず。
静粛性は“会議室レベル”
走り出してすぐに感じるのは、
ロードノイズがほとんど気にならない圧倒的な静粛性。
エアコンが動いているはずなのに、
営業さんとの会話はまるで 静かな会議室。
アコースティックガラス+高剛性ボディの組み合わせは、やはりクラウンの真骨頂。
助手席とだけでなく、調音天井で後席とも快適な会話ができる
それがクラウンエステート

RSのレスポンスは「踏んだ瞬間に加速」
RSの加速レスポンスは相変わらず素晴らしい。
- 軽く踏んで離しても、その瞬間にグンと加速
- 300ps超のパワーは踏み込んだ瞬間に体感できる
- モーターアシストの立ち上がりが自然で気持ちいい
街中でもワインディングでも、常に「思った通りに動く」感覚があります。
住宅街でも大きさを感じさせない取り回し
今回の試乗ルートは、
- 渋滞した国道
- ワインディング的な道
- 狭い住宅街
- 広い幹線道路
とバリエーション豊富。
● DRS(後輪操舵)の効果が絶大
車幅1880mmとは思えないほど取り回しが良く、
狭い住宅街でもストレスがない。
不安な場面では VIEWボタンでアラウンドビュー を出せば絶対的な安心感。

試乗後に分かる「性能差の現実」
試乗後、エスクァイアで帰宅する道中は外気温37℃。
22℃設定でもエアコン音がうるさく、車内は冷え切らない。
さっきまでのクラウンエステートRSの快適さとの落差に、
「ここまで性能差があるのか…」
と実感するほどでした。
まとめ:真夏の試乗で“本当の快適性”が見えた
クラウンエステートRSは、
- 遮熱性能
- 静粛性
- エアコン性能
- モーターのレスポンス
- 取り回しの良さ
どれを取っても、真夏の試乗でその実力がはっきり分かる車でした。
次回は エクステリア編。
ワゴン×SUVの融合デザインを、実際の写真とともに深掘りします。


