EV車は家で電気を充電するからガソリン代はかからない?
確かにそうだ、でも電気代はかかる。
その電気代は本当にガソリン代より安いのか?
単純な計算ではあるが、比較方法を整理しておこう。
電費の表示方法
各EV車のカタログや諸元を見ていると大きく二つの表記方法がある。
- 〇〇〇km/kWh
- ○○○w/km
「〇〇〇km/kWh」 は 1kWhの電気で何キロ走れるかというもの
「○○○Wh/km」は 1km走るのに何Whの電気を使うかというもの
車の諸元やカタログでは通常「Wh/km」の表記が用いられ
車のメータに表示される情報は「km/kWh」になっていることが多い
kWhとは?
もし、「電気ご使用量のおしらせ」が家に残っている人がいたら見てみて欲しい。

こんな風に、電気の利用量が記載されているはずだ。
この場合、1か月で「116kWh」使用したということだ。
なぜ、「kWh」が記載されているのか。
それは、電気料金が「kWh」単位での支払いとなっているから。
私の場合だと東京電力の「スマートライフL」の契約となっていて
具体的な電気料金の数字は以下の通り
午前6時~午前1時 : 35.76円/1kWh
午前1時~午前6時 : 27.86円/1kWh

ちなみに
1kWhとは 1000Wの家電を1時間使用した場合の数字だ。
(ドライヤー 1500Wとか電子レンジ600Wとかの数字にはなじみがあると思う)
電費の考え方(まずは数字の見方)
km/kWh
1kWhの電気で何キロ走れるかなので
1kWhを30円とした場合
30円で⚪︎km走れるということになる
Wh/km
こちらは 1km走るのに何Whの電気を使うかというもの
各車の諸元表を見るとこの数字が掲載されています
ホンダ N-ONE eだと「105 Wh/km」

トヨタ bZ4Xだと「FWDで標準ホイールの場合 113 Wh/km」

諸元表に記載されているのは「〇Wh/km」ですが
電気代を計算するには電気代の単位でもある「〇km/1kWh」が考えやすい
電費の出し方
電気代は「1kWh」単位ですので、まずは 1kWh に合わせたいですね。
ホンダ N-ONE eだと「105 Wh/km」でした
これを1kWh単位にしたいので
1000Wh ÷ 105 = 9.5km/kWh となります
トヨタ bZ4Xだと「113Wh/km」でしたので
1000Wh ÷ 113 = 8.8km/kWh となります
東京電力のスマートライフLの夜間料金を28円 日中を36円とした場合
N-ONE e の場合
夜間電力: 28円 で 9.5km 走れる
昼間電力: 36円 で 9.5km 走れる
ここまで来たらガソリン代との比較です
ガソリン代との比較
N-ONE eを夜間電力で充電した場合
28円で 9.5km走れます(あくまでカタログのWLTCモードの数字)
ここで、ガソリン代が 150円/L と仮定した場合との比較をすると
まずは金額の割合
150円 ÷ 28円 = 5.3倍
9.5km × 5.3倍 = ガソリン燃費 50.3km/L 相当 ということになります。
別の見方をするとして
N-ONE RS(ガソリン車)だと 21.8km/Lの燃費だそうです
N-ONE eが21.8km 走るのに必要な電気は
21.8 ÷ 9.5 = 2.3倍 なので
28円 × 2.3 = 64.4
つまりガソリン価格が 64.4円/L の場合と費用は一緒となります。
参考電費
コンパクト車など、電費がとくに良い車種で
100-130Wh/km
AudiやBMWなどのEV車で 150-170Wh/km
PHEV系だと170-200Wh/km
くらいの電費の車が多いです。
200WhだとN-ONE eのほぼ倍となりますね
その場合
ガソリン燃費 25km/L相当ってことになります。


